デザインコンセプト
リアス式海岸のように人々を受け入れ、穏やかな賑わいを生み出す雁行配置に、
稜線に連続するような緩やかな勾配屋根が特徴的な平屋の建物です。
外壁の焼杉を中心に落ち着いた色の素材を採用し、
海沿いの地域性を取り入れた外観に、現しの木材が映えます。
内部は、現しとした構造材がダイナミックな空間を支えつつ、
柔らかな光を受け止める塗り壁と間接照明を中心としたあたたかな雰囲気によって
湯浴み客のためのリラックス空間を演出しています。
構造について
既存基礎の上に新たな基礎を作りながらも、既存施設とのレベル差のないバリアフリーな空間を実現するため、基礎梁を設けない、一枚のフラットなスラブ型の基礎を採用しました。
上部構造はシンプルな木造在来工法を採用し、単純な登梁による架構とすることで、雁行する屋根配置が明快に現れた内部空間としつつ、工期短縮にも寄与しましています。
1000㎡の面積区画で求められる防火壁については、空間の連続性を失わせず、防水上の弱点にもならないよう、部分的に耐火構造のコア部分を独立した構造として設けることで、防火壁の自立性を担保し、エキスパンションジョイントを省略しました。
おおらかな軒下空間を作るため、半屋外スペースでは鉄骨との混構造を採用し、最大で4.5m程度のキャンチレバーとしています。
適材適所かつバランスを重視した構造とすることで、細経の柱による繊細な空間を実現しています。
空間の特徴
賑わいのグラデーションを途切れさせないよう、空間の仕切りは垂れ壁や低い間仕切り壁を活用することですべての空間が緩やかにつながる、大屋根の空間としています。
天井を貼らない構造躯体現しの空間はダイナミックな魅力があり、屋根形状を活かしたハイサイドライトや大きく跳ねだした軒下空間等、構造と意匠が一体となることで無駄をそぎ落としたおおらかな空間となっております。
また、壁の配置や開口を開ける位置を工夫することで、おおらかな大空間の中にも視線の切れた多様な居場所を作り、間接照明を多用することで奥行きのある落ち着いた空間となっています。
風の広場
足湯
無料でご利用できます。
エントランス
風の杜マルシェ
かんきつ類や海産加工品など伊方町・愛媛県内の様々な特産品を販売しています。
リラクゼーションスペース「だんだん」
マッサージチェア(4・8・12・20・30分コース)があります。
多目的スペース
キッズスペース
お子様が遊べるスペースです。
Dining 海
新鮮な魚介を使ったこだわりメニューから定食や軽食もご用意しており、テイクアウトも楽しめます。
フリースペース
各種イベントやワーケーションにご利用いただけるスペースです。
ラウンジ
宿泊者専用ラウンジです。薪の暖炉があります。
亀之湯別邸
これまでの簡易宿所5室に加え、お客様の好みに合わせて選べる7室をご用意いたしました。(内湯付き3部屋、シャワーのみ4部屋)
キャンピングカーエリア
RVパーク。利用可能台数は5台です。電源・野外トイレが利用できます。